北海道で大きめな地震が発生。
北海道民の地震に対する備え不足、インフラ網の弱さを認識させられました。
震源地及び余震を確認すると、
(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)
防災科学技術研究所Hinetより過去30日間に発生した地震です。青い〇で囲った場所が今回の震源地。
- 発生日:2018年9月6日午前3時7分
- 震源:胆振(いぶり)地方中東部
- マグニチュード:M6.7
- 深さ:37Km
規模(M6.7&深さ37Km)としては「大地震レベル(<M7.0)」ではなく「中の上」程度の大きさだと思われます。
例えば最近発生した、
- 2018/06/18 大阪北部地震(マグニチュード6.1/深さ13Km)
- 2018/04/09 島根県西部地震(マグニチュード6.1/深さ12Km)
- 2016/12/28 茨城県北部地震(マグニチュード6.3/深さ11Km)
- 2016/10/21 鳥取県中部地震(マグニチュード6.6/深さ11Km)
と似たような規模。
地震の影響
その胆振地方中東部の地震が起きた結果、
- 北海道全域で停電(北海道電力の全火力発電所停止)
- 銀行&ATM停止
- 多くの工場操業停止
- 震度5程度の札幌市ではスーパー、コンビニに食料求め大行列
- ガソリンスタンドに燃料求め行列
- 家電量販店でも携帯充電器、懐中電灯求めて行列
と道内全域パニック状態へ陥ってしまいました。
他府県の4つの地震ではそこまで混乱しなかった訳で、
やはり北海道は一部の地域(釧路市など太平洋側南部)を除いて地震に対する警戒心が薄い。。
というのも北海道は全体的(特に札幌)に地震が少なく、
「地震対策よりも雪害対策」優先する傾向を強く感ずることがあります。
おそらく「非常用の水・食料・電気」を事前に準備していた市民は少数派だっただろうなと。
重ねて電気・ガス・水道のインフラ網も広大な北海道を整備しなければならず対応が追い付かなかっただろうなと。
不幸中の幸い
ただひとつ「真冬」に発生しなかったのが不幸中の幸いでしたね。
冬の季節に起きていたら水道管凍結していたかもしれないし、暖房器具が使えず凍死のリスクもあったはず。
9月上旬で助かった感じです。
この地震を切っ掛けに北海道民の防災意識の高まりを期待しています。